ドローンによる太陽光モジュール劣化調査について
ドローンによる点検調査で時間もコスト削減できる!
太陽光発電所は建設したら終わりではなく、計画的な電力供給を安定して生み出すことが非常に重要です。発電量は天気だけではなく、太陽光モジュールの汚れ、劣化、故障等に影響を受けますが、その異常を人の手で一つ一つ点検するには時間もコストも必要でした。
今回はそれらの問題を解消するドローンを利用した点検の調査結果をご紹介いたします。
調査しましたのは当社で最初に建設した太陽光発電所です。
太陽光発電所情報
名称:鴨島森藤太陽光発電所
パネル:シャープ ND-240HA×1148枚 275.52kw
シャープ ND-250FB×84枚 21.0kw(増設分)
竣工 :平成25年8月
使用したのは赤外線カメラ(瞬間視野角0.895mrad)を搭載したドローン
人力で点検するとどうしても長時間かかってしまいますが
今回は15分で撮影、調査できました。
下記はドローンで撮影した写真をもとに作成した報告書です。
写真を繊細に撮影できるので、鳥糞等の汚れや割れなどの具体的な異常も確実に判別することができます。また、あとから何度でも確認できるので見逃しもおきません。
赤外線カメラによるモジュール異常の可視化!
ドローンによる調査では通常の写真撮影だけではなく、赤外線カメラによる異常診断も可能です。
赤外線カメラで発熱異常を感知することにより
クラスタ単位での異常、ストリング全体の高熱など、通常の目視では判別できない異常を可視化できます。
以下の写真をご覧ください。
上は赤外線カメラ、下が通常のカメラで撮影した同じモジュール箇所の写真です。
通常の目視では確認できないモジュールの異常が一目瞭然なのがわかります。
今回の調査では、モジュールに品質不良の可能性があることがわかりました。現在、メーカーの瑕疵保証を申請中です。
弊社は太陽光発電所の建設、維持管理等も行っており、知識・経験豊富な担当者から詳しい調査報告をお伝え出来ます。
ドローンによる点検、調査報告依頼への御用命がございましたら
いつでもお気軽にこちらまでお問い合わせください。