≪昭和63年4月竣工:与島高架橋 植栽工事≫ 変遷レポート
32年ぶりに与島高架橋へ
8月中旬、当社で施工した事例の中でも思い出深い与島を32年ぶりに訪れました。
昭和63年、瀬戸大橋の一部「与島高架橋」施工工事の一つである植栽部分を協力会社と共に当社が行いました。公共事業の中でもこれだけの大規模工事は初めてであり、当社の大型緑化工事の起点になった工事と言えるでしょう。
写真は昭和63年4月、本州四国連絡橋・児島・坂出ルート開通式典会場の前日です。
式典には上皇皇后両陛下(当時皇太子 同妃両陛下)がご臨席のために行幸啓にあらせられました。
瀬戸大橋完成のお祝いとして両陛下がお詠みになられた歌碑が、天皇即位記念として建立されています。
当時の与島高架橋と現在の様子
現在の与島高架橋(与島パーキングエリア)は瀬戸大橋と自然が相まって景観が素晴らしい場所ですが、竣工時を思い返すと木々の成長が時間の流れを感じさせました。
当時の写真と共にその変遷をご覧ください。
ほとんど何もない場所に手作業で芝生や樹木を植えていきました。
また当時は陸路が無く、作業員の往来から材料搬入までフェリーを利用したのです。
施工直後と現在の写真を見比べると、よりその変化を感じられます。
下記は与島パーキングエリア北東に位置する東屋周辺の施工直後の写真です。東屋より木の丈が低いことがよくわかります。
こちらが現在の東屋周辺の様子。
上記の写真には東屋も写っているのですが、どこにあるかわからないぐらい木が大きくなっております。初めから木がそこに自生していたかのように馴染んでいました。
日時計の植栽も樹木の成長を感じさせます。
与島パーキングエリアは瀬戸大橋を見渡せる絶好のポイントであり、観光地としても有名です。
是非、訪れて見てはいかがでしょうか。